テレワークとなると、仕事をする場所を探すのが大変ではありませんか。
私の場合は家の中がうるさいので、車の後席を使ってテレワークを進めていました。
その時、どうしても必要になったのが『ポータブル電源』です。最初は車のシガーライターから電源を取ればいいか、と、かる~く考えていたのですが、とても使えませんでした(理由は後述します)。
そこでこの記事では、車の中でテレワークをするときに、必要になるポータブル電源の必須条件を紹介します。何しろポータブル電源って安くないのですよ。買ったあとで「しまった!」と思いたくないですし、買い替えるのも大変です。
必須条件に合った、テレワークにピッタリなポータブル電源も6製品紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
車内テレワークにシガーライターは使えないの?
結論から言うと、テレワークにシガーライターを使うのは、やめたほうが良いですよ。理由は次の2つです。
- 車のエンジンをかけたままにしないとならないので、ガソリンがもったいない
- 思いのほか電力を使うので、バッテリー上がりの原因になる
車のバッテリーが上がるなんて怖すぎです。私も一度経験しましたが、二度とごめんです(´・ω・`)
ですので、シガーライターから電源をとるのは、ポータブル電源のバッテリーが切れたときの非常用と考えるのが一番です。
車内テレワークでポータブル電源につなぐモノってなにがあるの?
私の経験上、車の中でテレワークをするには、以下のものがあるととても便利です。つまり、これらをすべてポータブル電源につなげます。
- ノートパソコン
- 追加モニター
- モバイルWi-Fi
- スマホ
ノートパソコンとモバイルWi-Fiは必須です。これがないと仕事になりません。スマホも、バッテリーが切れたりしたら大変です。
そして、モニターも1台追加して、ノートパソコンにつないで2画面にしたいですね。
テレワークをする仕事には、記事を書いたり、数値を入力したり、それに作画ソフトやCADソフトを使ったりする場合もあるでしょう。すると必ず、参考記事や資料、図面などを表示しないとなりません。
これをノートパソコンの1画面だけを使って作業すると、かなり大変なんです。両方表示しようとすると画面が小さくなって見ずらいし、かといって、いちいち画面を切り替えながら作業するのも手間がかかります。記憶力のない私は、何度も何度も切り替えることになってしまいました(´・ω・`)
もう一台、モニターをつないで2画面にすれば、本っ当に楽で効率的です!片方のモニターには参考資料を表示して、もう片方のモニターで作業すれば良いのですから。
車内テレワークに使うポータブル電源の容量はどのくらい必要?
結論を言いますと、400Wh(約108000Ah)あればギリギリ使えます。安心して使いたいなら500Wh(約135000Ah)は欲しいです。
この容量は、ノートパソコンや外部モニターの消費電力を見てみると納得できますよ。
ノートパソコンの消費電力
一般的なノートパソコン
一般的なノートパソコンとは、記事やデータの作成など、扱うのが文字や数値などの事務作業に適したノートパソコンのことです。消費電力は20~50Wh、最大消費電力は100Whほどになるでしょう。構成は以下のようなものです。
- CPU
intel:Celeron、pentium、Core i3~i5クラス
AMD:Athlon、Ryzen 3クラス - グラフィック機能はCPU一体型
高性能ノートパソコン
高性能ノートパソコンとは、CADソフトやグラフィックソフト、映像編集ソフトを使うような仕事に使うノートパソコンのことです。消費電力は60~150Wh、最大消費電力は300~400Whにもなります。以下のような構成が普通です。
- CPU
intel:Core i7~クラス
AMD:Ryzen 5~クラス - グラフィック機能は単体のグラフィックボードが基盤に組み込まれている
外部モニターの消費電力
一般用外部モニター
一般用外部モニターの消費電力は、10~30Whくらいが普通です。
グラフィック用高性能モニター
グラフィック作業に適したモニターとなると、消費電力は60Wh以上です。
以上のように、ノートパソコンや外部モニターをつなぐだけでも、最大消費電力は150~460Whほどかかります。これにモバイルWi-Fiやスマホ、季節によっては電気毛布や扇風機、加湿器などを接続する場合を考えると、一般的なノートパソコンを使う作業でも400Whの容量は欲しいところです。
高性能ノートパソコンを使う場合は、500Wh以上あれば安心できるでしょう。
ちなみに、この容量のポータブル電源の価格帯は、3万円~6万円ほどです。
車内テレワークにおすすめのポータブル電源6選!
ここでは、今までに解説した条件に合う、車内でのテレワークに最適なポータブル電源を6台紹介します。では、見ていきましょう。
Jackery ポータブル電源:400
【特徴】
- 容量:400Wh/112200mAh
- 純正弦波
- パススルー機能
- 4WAY充電:ACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネル、ジェネレーターからの充電が可能
- AC出力(1口、100V/200W)、DC入力(1口)、USB出力(2口、5V/2.4A)、シガーソケット出力(1口、12V/10A)
GRECELL ポータブル電源:G-500
【特徴】
- 容量:519wh/140400mAh
- 純正弦波
- MPPT制御方式採用:最大効率での充電が可能
- ワイヤレス充電搭載:コードレスでスマホを充電可能
- 3WAY充電:ACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネルからの充電が可能
- 10台デバイス同時充電可能
- LEDライト搭載:ランタンやSOS用フラッシュとして使用可能
EcoFlow ポータブル電源:RIVER Max
【特徴】
- 容量:576Wh/出力600W(瞬間最大1200W)
- 純正弦波
- X-Boost機能:高圧電化製品が使用可能(ドライヤー、電子レンジ、IHクッキングヒーターなど)
- パススルー機能:ポータブル電源を充電しながら出力が可能
- X-Stream充電テクノロジー:高速充電が可能(80%まで1時間、フル充電まで2~3時間)
- 3WAY充電:ACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネルからの充電が可能
- 静音モード:より静かな充電状態に切替可能
- 10台デバイス同時充電可能
- LEDライト搭載
Evopow ポータブル電源:E600Wh
【特徴】
- 容量:600Wh/172800mAh
- 純正弦波
- パススルー機能:ポータブル電源を充電しながら出力が可能
- 4WAY充電:ACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネルからの充電が可能、DC入力+TypeC充電
- 9台デバイス同時充電可能
- 電気自動車用リチウムイオンバッテリー採用
- 4モードLEDライト搭載
Anker ポータブル電源:535 Portable Power Station(PowerHouse 512Wh)
【特徴】
- 512Wh
- 純正弦波
- パススルー機能:ポータブル電源を充電しながら出力が可能
- 長寿命バッテリー(一般的なポータブル電源に比べて約6倍の寿命)
- 高い耐衝撃性(高さ50mからコンクリート床への落下テスト合格)
- 3WAY充電:ACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネルからの充電が可能
- LEDライト搭載:ランタンやSOS用フラッシュとして使用可能
- 急速充電対応:80%まで2時間30分
EI ONE(エイワン)ポータブル電源:EO-P600Y
【特徴】
- 容量:540Wh/150000mAh(瞬間最大1000W )
- 純正弦波
- パススルー機能:ポータブル電源を充電しながら出力が可能
- 4WAY充電:ACアダプター、シガーソケット、ジェネレーター、ソーラーパネルからの充電が可能
- 8台デバイス同時充電可能
- 急速充電対応
- LEDライト搭載
- BMS安全技術搭載:電圧・温度を適切に制御し、過充電、過放電を防止
- 長期保証:最大36カ月
以上のように、ほとんどのポータブル電源はほぼ同じような機能を持っています。メーカー的にも信頼のおける製品といえるでしょう。
あとは価格と容量、そしてデザインの違いでしょうか。長くそばに置く場合、やはり気に入ったデザインのほうがモチベーションも上がります。安くない製品ですので、じっくりと選んでいきたいですね。
家電レンタルをかしこく使おう!
今の世の中、動画や漫画、それに洋服や車、はては住む部屋にいたるまで、レンタルシステムがあふれています。もちろん家電も例外ではありません。
家電のレンタルのメリットは、ほしい製品を買う前に、実際に試せることです。何しろ家電って、高額なものもありますからね。もちろん満足できるレンタルシステムなら、そのまま使い続けるのもよいでしょう。
家電レンタルでおすすめなのは、ゲオレンタルのシステムです。いろいろな製品があるので、興味のある方はちょっとのぞいてみるのも面白いですよ。
まとめ
テレワークをしなければいけないのに、家に居場所がないため車の中が仕事部屋になっている方も多いのではないでしょうか。その場合、車のバッテリーを上げないためにも、車内でのテレワークにはポータブル電源が必須だと、分かってもらえたと思います。
AmazonやYahoo!ショッピング、それに楽天などを見ると、本当に数多くのポータブル電源が置いてあります。今回はその中から、車内でのテレワークの条件に合い、メーカー的にも信頼のできる製品を、いくつか紹介してみました。
どの製品も、機能的にはほとんど変わりがありません。あとは自分の気に入ったポータブル電源を、じっくりと探してみたいですね。