あおり運転された時の決定的証拠となり得る映像を記録するドライブレコーダー、通称ドラレコ。今やドライバーの必需品ともいえるカーグッズでしょう。
それならやはり、前方だけではなく後方も録画できるドラレコが安心できますよね。でも、前後2カメラタイプと360°撮影タイプ、どちらが“買い”なのでしょうか?
そこで今回は、「撮影範囲」「取り付け」「コスパ」の違いから、2つのタイプを比較してみました。また、ドラレコの楽しい利用の仕方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
2カメラと360°、撮影範囲の違いは?
2カメラタイプは、車の前後2方向の映像を記録するドラレコです。車の横側を映すことはできません。斜め前方がどこまで映せるかは、機種ごとの画角によります。
カメラの画角としては、水平が100°以上、垂直が55°以上映せるものがおすすめです。
360°タイプは、横側も含めた車の全周囲を記録できるドラレコです。また、車内を映す事もできます。このタイプの利点は、あおり運転だけではなく、車のドアや窓を開けられて暴力行為を受けた場合にも、映像を記録できることです。
ただ、360°タイプには、後方の様子が映りにくい場合があるとの欠点があります。原因は、ドラレコが車内の前方や中央の天井部に取り付けられるため、天井の形によってはカメラのレンズをさまたげることになるためです。また、後方までの距離が長くなることも映りにくくなる一因でしょう。
最近ではこの欠点を補うために、リアカメラをセットで販売している360°タイプもあります。
2カメラと360°、取り付けの手間の違いは?
結論からいえば、2カメラタイプは360°タイプよりも、取り付けに手間と時間が取られます。2カメラタイプの場合、フロントカメラからリアカメラへの配線の取り回しが必要なためです。
それに対し、360°タイプは1個のドラレコを取り付けるだけですので、それほど手間はかかりません。
取り付けは、電源をシガーライターから取る場合は自分でも作業が可能です。それに対し、電源をヒューズから取るのなら、カーショップなどに依頼するのが確実でしょう。
しかし、ドラレコの取り付けにはカーショップで15,000円以上、ディーラーなどなら20,000円以上かかります。
少し車に興味がある人なら、ドラレコの取り付けはそれほど難しいものではありません。説明書を読みながら自分で取り付ければ、大きな節約にもなりますよ♪
2カメラと360°、コスパの違いって?
ここではドラレコの持つ機能と価格を考えた場合、2カメラと360°タイプのドラレコでは、どちらのコスパがよいのかを解説します。
■2カメラタイプのコスパ
結論をいうと、2カメラタイプのドラレコのコスパは、かなり高いです。
2カメラのドラレコは、5,000円~40,000円くらいで購入できます。
手頃な価格で買える機種もある上、安くてもフルHD以上の解像度の機種が多いのが、2カメラタイプの特徴です。
■360°タイプのコスパ
結論として、360°タイプのドラレコのコスパは、それほど高くはありません。
360°タイプは、安くても15,000円以上はします。しかも、画素数や解像度の高い機種が多いのにも関わらず、記録した映像は低画質になることが多いのです。
その理由は、360°タイプはカメラが内蔵する1枚のイメージセンサーですべての方位をカバーする必要があるためです。そのため、それぞれの方位を切り出した場合、必然的に画素数が低くなってしまいます。
解像度を上げる機能を搭載している機種もありますが、その分、価格は高くなります。
ドラレコを楽しもう!
ドラレコは、事故やあおり運転の物証として使われるだけではありません。
旅で通ったルートを思い出として記録に残したり、お気に入りのルートを録画して動画サイトへ投稿したりと、いろいろと楽しむことができるのです♪
旅の思い出を記録に残そう!
車で旅をするときに目にした、記憶に残したいきれいな風景。途中で停まって写真を撮るのもよい考えかもしれません。でも、ドラレコがあれば、車で走っているときに目にしたものとほとんど同じ景色を記録できます。
そして、せっかく記録した旅の映像を、そのまま上書きして消してしまうのは、あまりにももったいないです。
上書きされる前に、SDカードからパソコンなどにデータを取り出して保存し、整理しておきましょう。あとで見直すのがとっても楽しみな、旅の記録が出来上がります(*´ω`*)
そのためには、SDカードを2枚用意し、交換しながら使うと便利ですよ。
それに、記録として残す映像は、やはりフルHD(1920 x 1080)以上の解像度は欲しいところ。目的にあったドラレコを選びましょう!
動画投稿サイトにアップしてみよう!
保存したお気に入りのドラレコ映像を、動画投稿サイトに送ってみるのも楽しいものです。その場合は、そのままの映像ではなく、編集をしてから送るのがおすすめです。
編集とは次のようなものです。
- いらない部分をカットして、必要なところだけを残して全体の時間を調整する
- お気に入りのBGMなどを映像に重ねてみる
- 必要に応じて字幕を挿入し、シーンを解説する
この手の編集は、今やフリーの動画編集ソフトでも十分対応できます。編集した映像を動画投稿サイトで共有し、ほかの人に自分のお気に入りのルートを見てもらうのは、とてもワクワクしますよ♪
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■You Tubeに投稿してみよう
You Tubeでは、ドラレコで撮った旅の映像がたくさん投稿されています。映像を募集している専門のチャンネルもありますよ。
どの映像も、撮影者のこだわりが感じられて、旅情を誘われます。
旅をしたいですね(*´ω`*)
You Tubeには、旅以外にもたくさんのドラレコ映像が投稿されています。自分が危ない目にあったときの映像なども、ほかの人への警告も含めて投稿してみるのもよいかもしれませんよ。
■ドラレコ映像専門の投稿サイト『ユピドラ』
『ユピドラ』は、ドラレコで撮った映像専門の動画投稿サイトです。ただ残念なことに、ユピテル製のドラレコで映された映像限定です。
でもユピテルのドラレコユーザーなら、とても楽しめるサイトですよ。
買うならコレ!ドライブレコーダー15選!
2カメラタイプ
コムテック・ドライブレコーダー(2カメラタイプ)
ユピテル・ドライブレコーダー(2カメラタイプ)
ユピテル・ドライブレコーダー(2カメラタイプ)
SONY・ドライブレコーダー(2カメラタイプ)
KENWOOD・ドライブレコーダー(2カメラタイプ)
360°タイプ
SONY・ドライブレコーダー(360°タイプ)
ユピテル・ドライブレコーダー(360°タイプ)
セイワ・ドライブレコーダー(360°タイプ)
セルスター・ドライブレコーダー(360°タイプ)
KENWOOD・ドライブレコーダー(360°タイプ)
ルームミラータイプ
higashi・ドライブレコーダー(ルームミラータイプ)
MAXWIN・ドライブレコーダー(ルームミラータイプ)
MAXWIN・ドライブレコーダー(ルームミラータイプ)
DreamMaker・ドライブレコーダー(ルームミラータイプ)
KENWOOD・ドライブレコーダー(ルームミラータイプ)
家電レンタルをかしこく使おう!
今の世の中、動画や漫画、それに洋服や車、はては住む部屋にいたるまで、レンタルシステムがあふれています。もちろん家電も例外ではありません。
家電のレンタルのメリットは、ほしい製品を買う前に、実際に試せることです。何しろ家電って、高額なものもありますからね。もちろん満足できるレンタルシステムなら、そのまま使い続けるのもよいでしょう。
家電レンタルでおすすめなのは、ゲオレンタルのシステムです。いろいろな製品があるので、興味のある方はちょっとのぞいてみるのも面白いですよ。
まとめ
今やドライバーの必需品ともなっているドライブレコーダー。
2カメラタイプか360°タイプか迷っている方も、「撮影範囲」や「取り付けの手間」そして「コスパ」の違いから、買うべきタイプが見えてきたかもしれませんね。
またドラレコは、ただ事故を起こしたり、あおられたりしたときの証拠としてのみ使うものではなく、いろいろと楽しむ方法があることも知ってもらえたのではないでしょうか。
自分の状況にあったドラレコを手に入れて、積極的に活用していきたいですね。