Fire TV Stickは、Amazonが開発・販売するストリーミングメディアプレーヤーです。
今回は、購入を検討されている方向けに、ラインナップから最適なモデルの選び方を解説いたします。
市場に出回っているFire TV Stickモデル一覧
2024年6月現在、Amazonでは2種類のFire TV Stickを販売しています。
一つはAlexa対応音声認識リモコンが付属する第3世代の「Fire TV Stick」、もう一つは4K対応の高画質を実現する上位モデルの「Fire TV Stick 4K Max(第二世代)」です。
以前のモデルである第2世代や「Fire TV Stick 4K」の販売はすでに終了しています。
Fire TV Stick第3世代の主な特長
まずは、第3世代のFire TV Stickの特徴を紹介いたします。
2020年9月30日に発売されたこのモデルは、最大フルHD解像度で映像を提供し、価格も4,980円とFire TVシリーズ中で最も手頃です。
本モデルの主な特徴は、Alexa対応音声認識リモコンの付属、直接動画配信サービスを呼び出せるリモコンボタンの追加、そして処理性能の50%向上による操作速度の改善です。
Fire TV Stick 4K Maxの主な特徴
次に、「Fire TV Stick 4K Max(第二世代)」の特徴を見てみましょう。
このモデルは2023年の秋に発売され、4K高解像度での動画再生をサポートする上位モデルです。
9,980円で販売されており、Fire TV Stick史上最もパワフルであるといわれています。容量は第一世代の2倍に増量され、より使い勝手が上がっています。
また、Wi-Fi 6への対応による安定した高容量データのストリーミング、そして4K Ultra HDに対応している点も注目でしょう。
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4Kテレビがない環境でもFire TV Stick 4K Maxを選ぶ利点
4K対応テレビがない場合でも、Fire TV Stick 4K Maxの購入にはメリットがあります。
なぜなら、このモデルは接続されたデバイスの最大解像度に合わせて映像を出力するため、フルHD品質のデバイスにも適しているためです。
また、操作性の高速化も魅力の1つです。
価格差が5000円もあるものの、セール時にはお買い得になることもあるため、価格差を十分に埋める満足度が得られるでしょう。
ただし、あまり使用頻度が高くない場合は、コストを考えて第3世代モデルの選択も良いといえます。
Fire TV Stick第3世代と4K Maxの比較評価
ではここで、「Fire TV Stick 第3世代」と「Fire TV Stick 4K Max(第二世代)」を機能、価格、スペックの面から比較してみましょう。
最大解像度や無線LANの規格、さらにはHDRやDolby Atmos対応など、それぞれのモデルの特徴が明確になります。
特に4K Maxは、Dolby VisionやAV1コンテンツの再生にも対応しており、これらの機能は最新の4Kテレビでの視聴体験をさらに豊かにします。
両製品の機能の違い
4K Maxは4K(3840×2160)の最大解像度をサポートしていますが、第3世代のFire TV StickはフルHD(1920×1080)の解像度に限定されています。
また、4K Maxは最新のWi-Fi 6規格に対応しており、Wi-Fi 6をサポートするルーターとの組み合わせにより、より安定した通信が可能です。
Fire TV Stick 第3世代
- 出力解像度: フルHD (1920 x 1080)
- 無線LAN: Wi-Fi 5
- ビデオ(HDR等): HDR, HDR 10, HDR 10+, HLG
- オーディオ: Dolby Atmos対応
- Alexa音声認識リモコン(第3世代)
Fire TV Stick 4K Max(第二世代)
- 出力解像度: 4K Ultra HD (3840 x 2160)
- 無線LAN: Wi-Fi 6
- ビデオ(HDR等): Dolby Vision, HDR, HDR 10, HDR 10+, HLG
- オーディオ: Dolby Atmos対応
- Alexa音声認識リモコン Enhanced
Fire TV Stickの第3世代と4K Maxはどちらも、広いダイナミックレンジを持つHDR(ハイダイナミックレンジ)技術や、臨場感あふれるサウンド体験を提供するDolby Atmosに対応しています。
これらの技術に対応した映像コンテンツは、AmazonプライムビデオやNetflixで広く提供されています。
また、4K Maxは、最新の4KテレビでサポートされているDolby Visionにも対応しており、この技術を利用したコンテンツの提供も増加しています。
両製品のスペックの違い
スペックに関して、4K Maxモデルはプロセッサーとメモリの強化が特筆されます。
このモデルにはリモコンが付属しており、操作感が非常に快適です。
Fire TV Stick第3世代と4K Maxを比較してみると、アプリケーションの選択や起動が4K Maxでより迅速かつスムーズに行われることが体感できます。
Fire TV Stick 第3世代
- OS: Fire OS 7
- プロセッサー:クアッドコア 1.7GHz
- メモリ: 1GB DDR4
- ストレージ: 8GB
- 無線LAN: Wi-Fi 5
- Bluetooth: Bluetooth 5.0
- サイズ: 86 x 30 x 13 mm
- 重さ: 32.0g
Fire TV Stick 4K Max
- OS: Fire OS 7
- プロセッサー: クアッドコア2.0GHz:850MHz
- メモリ: 2GB
- ストレージ: 16GB
- 無線LAN: Wi-Fi 6
- Bluetooth: Bluetooth 5.2 + BLE
- サイズ: 99 x 30 x14 mm (HDMI端子含まず)
- 重さ: 43.5g
4K Maxのモデルはサイズと重量が若干大きいため、テレビやPCモニターに他の機器と一緒に接続する際、HDMI端子のスペースが不足していると直接挿入が難しい場合があります。
このような状況で役立つのが、同梱されているHDMI延長ケーブルです。このケーブルを活用することで、接続の問題を解決できます。
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おわりに:最適なFire TV Stickモデルの選び方
最終的には、4K対応コンテンツの充実と価格の安定を考慮して、「Fire TV Stick 4K Max」の購入が推奨されます。
しかし、一方ではプライベートな空間での映画鑑賞などにはコンパクトな第3世代モデルも適しているでしょう。
最適なモデル選びには、用途や予算をよく考慮するのがおすすめです。